こんにちは!hikaruです!
プログラミング初心者の方向けにPythonでの変数をわかりやすく解説します。
変数とは
よくある説明では、変数とは値を入れておく箱のようなものと表現されることが一般的です。
わかりにくいと感じる方は、数学の変数を思い出してみてください。
y = ax + b
プログラミングにおいて変数は、少しだけ扱い方が違います。
数学的にいえば、左辺が変数で右辺が値です。
下記は、変数 x に、10という値を代入しています。
x = 10
数学では右辺と左辺を入れ替えても良かったのですが、プログラミングにおいては右辺と左辺の入れ替えはできません。
10 = x #エラーになります
プログラミングの変数は数値だけではなく文字やリスト、ディクショナリーも代入できます。
下記は、変数にそれぞれ「str」「list」「dictionary」という名前を付けました。
それぞれに値を代入しています。
str = "果物がすき"
list = ["りんご","みかん","バナナ","梨"]
dictionary = {"りんご":"100円","みかん":"150円","バナナ":"80円",}
変数の型
変数には型があります。
プログラミング初心者の方は、頭の片隅に置いておくくらいでいいです。
- 文字列型 — “あいうえお”、”abc”、”漢字”
- 整数型 — 0、1、2、123、-123
- 浮動小数点型 — 3.14、1.4142、1.7320
- 真偽型 — TRUE、FALSE
- 日付型 — 2023-12-31 23:59:59
- リスト型 — [“りんご”,”みかん”,”バナナ”,”梨”]
- 辞書型 — {“りんご”:”100円”,”みかん”:”150円”,”バナナ”:”80円”,}
- タプル型 — (abc,1,True)
Pythonは他のプログラミング言語と違い、あまり変数の型について意識しないでいいように設計されています。
Pythonは、自動的に変数の型を変換してくれます。
こういったところもPythonの優れたところです。
学習コストが少ないことがPythonの魅力です。
下記は変数 “obj” に文字列型の値を代入した後に整数型の値を再代入しています。
obj = "ありがとう"
print(obj)
obj = 123
print(obj)
ありがとう
123
変数の代入
上記で触れたように、変数は値を代入・再代入させることができます。
色々なケースを見てみましょう。
obt = 5
print(obt)
obt = obt + 5
print(obt)
#出力結果
5
10
a = 1
b = 2
c = a + b
print(c)
#出力結果
3
a = 1
b = 2
a = a + b
print(a)
#出力結果
3
a = 0
for _ in range(10):
a = a + 1
print(a)
#出力結果
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
hello = "こんにちは"
print("太郎くん!" + hello)
print(hello +"!" + "花子さん")
#出力結果
太郎くん!こんにちは
こんにちは!花子さん
命名規則
変数の名前をつける際にNGとなる名前の付け方があります。
反対に規則さえ守れば、変数は自由に決めることができます。
- 英数字、アンダースコア( _ )のみ使用できます。記号は使えません。
- 1文字目に数字は使えません。
- Pythonが既に使用している予約語は使えません
下記NG例です。
1a = 100 #エラー SyntaxError: invalid syntax
a&1 = 100 #SyntaxError: cannot assign to operator
if = 100 #SyntaxError: invalid syntax
予約語
予約語はPythonがすでに取り決めているメソットなどのことを指します。
変数としては、使えません。
予約語とは、プログラミング言語において、あらかじめ決まったスペル(綴り)と意味をもち、それ以外の意味では用いることのできない単語のことである。
引用元:weblio 辞書
Pythonにおける予約語を下記にまとめました。
False | None | True | and | as | assert | async |
await | break | class | continue | def | del | elif |
else | except | finally | for | from | global | if |
import | in | is | lambda | nonlocal | not | or |
pass | raise | return | try | while | with | yield |
変数名はわかりやすくしましょう
買い物の会計を計算するプログラミングしようと考えた時に下記のようなコードは推奨できません。
a = 100
b = 5
c = a * b
print(c)
#出力結果
500
何が100で、何が5なのか。cとは何なのか。全くわかりません。
書き換えてみましょう。
apl = 100
pie = 5
sum = apl * pie
print(sum)
#出力結果
500
aplはapple(りんご)の略です。pieはpieces(個)、sumは合計を表しています。
いちいち言葉で説明しなくても、何をしているかわかりますね♪
変数は第3者が見てもわかるように書くことを心がけましょう。
下記は何を目的としたプログラミングかすぐにわかりますね。
変数名をわかりやすくすることで、可読性が増します。
height = 1.6
weight = 80
bmi = weight / (height * height)
if bmi >= 30:
print("BMIは" + str(bmi) + "です")
print("肥満です")
elif bmi >= 17:
print("BMIは" + str(bmi) + "です")
print("標準です")
else:
print("BMIは" + str(bmi) + "です")
print("痩せています")
#出力結果
BMIは31.249999999999993です
肥満です
身長160cm、体重80kgの人のBMI(肥満度を表す体格指数)を測定するプログラミングです。
条件分岐(if文)がわからない方は、下記を参考にしてください。
最後に
如何でしたか(^^)?!
少しでもプログラミングの楽しさが伝わったら、嬉しいです。
プログラミング学習は、頭の体操です。
「習うより、慣れろ」です(^^)!
たくさんコーディングして、メキメキと力をつけましょう!!
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これからもPython学習を一緒に頑張っていきましょう。
応援しています(^^)
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
よろしければ、下記の関連記事も参考にしてください。
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